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メトリオリンクス。[恐竜図鑑]

メトリオリンクス
Metriorhynchus

メトリオリンクスの画像
科名
メトリオリンクス科
分類
双弓亜鋼(そうきゅうあごう)、クロコダイル形類、中鍔類(ちゅうがくるい)、主竜形類
生息地(発見地)
ヨーロッパ(イギリス、フランス)、南米(チリ)
時代
1億6400万年前(ジュラ紀中期)
全長
約3m
体重
約300kg
食べ物
繁殖形態
卵生
解説
メトリオリンクスは全体的な印象通りワニに属する生物ですが、海尾の形状などは魚に非常によく似ており、海中での移動に便利なように手足にも水かきがついていたと言われています。

魚などを捕まえて食べていたとされるメトリオリンクスは体全体が細長く、特に頭部にある口の部分は細くなっていました。この口の形状は魚を食べるのに適しており、口の中にある細長くて鋭い歯は食いついた魚を逃がさないようにできていました。
しかし、メトリオリンクスは水中で呼吸できない為、海面近くで多くの時間を過ごしていたと考えられています。
また、全長が3mとあまり大きくなかった為、大型の水生恐竜やサメなどに襲われていた可能性があり、体の作り上、泳ぐスピードもあまり速くなかったと推測されている事から、これらの動物に襲われた際には回避するのが難しかったと思われます。
上記の特徴からはあまり水生の動物としては優れていないような印象を受けますが、現在のヨーロッパから南米までの広い海域に生息していた事を考えると、化石からは想像できない何か特別な能力があったのかもしれません。

メトリオリンクスのような海生のワニは短い期間に繁栄した少数派の種類でしたが、現生のワニは温暖な気候であれば湖や川の周辺などの広い地域に生息する事ができ、ハンターとしても優秀であった為、現代にまで生き残る事ができたと言えるでしょう。